性感染症とがん、オーラルセックスの関係

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性感染症,がん,オーラルセックス
 日本人は先進国の中でも無防備な性交渉で、がんや性感染症の
リスクに晒されていると言われています。

 

 ピンサロなどの風俗店で不特定多数の相手とオーラルセックスが
行なわれた時に、性器と口腔の接触で感染する危険性が高まります。

 

 感染しても無症状でいることが多いので、自分が感染していることに
気付かないままに別の性交渉相手にオーラルセックスをして、相手の
性器に感染させて拡散してしまうことがあります。

 

◎ 性感染症とがんの関係
近年若い女性に増えている子宮頸がんは、性感染症の1つでHPV
(ヒトパピローマウィルス)による感染が考えられています。

 

HPV(ヒトパピローマウィルス)は100種類以上の型が存在し、その中でも
発がん性のタイプは2種類です。

 

〇 がんタイプ≫子宮頚がんの原因・・・HPV16、18型。
・ 感染率は高くありませんが子宮頸がんの原因ウィルスです。
  接触部位が口腔であれば、そこにも発がんする厄介なタイプです。

 

〇 性感性症タイプ≫尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)の原因
  ・・・HPV6、11型。

・ 陰部に先の尖った「イボ」を形成し、、痛みも痒みなどの自覚症状が
  無いケースも珍しくありません。しかしイボを形成してから短期間で
  次々と新しいイボを形成し増殖していきます。

 

◎ オーラルセックスによる感染する性感染症
 ・HPV(ヒトパピローマウィルス)
 ・淋菌
 ・クラミジア
 ・ヘルペス
 ・梅毒
 ・HIV(エイズ)

 

◎ オーラルセックスが原因となるがん
 ・HPV (ヒトパピローマウィルス)⇒子宮頸がん、口腔がん
 ・B型・C型肝炎ウィルス⇒肝がんへ進行
 ・ヒトT細胞白血病ウイルス⇒成人T細胞白血病・リンパ腫

 

 がんは感染することはありませんが、上記のようなウィルス性のがんは
原因となるウイルスに感染することで発症すると考えられます。

 

 感染するにあたり接触部位の性器や口腔内の粘膜に傷や炎症などがあり、
出血を伴う場合は特に感染危険度が高まります。

 

 相手の健康状態が不明な不特定多数との接触は、自分の将来の
生命に関わる危険確率も高まりますので注意する必要があります。