性感染症「クラミジア」のワクチンが実現の兆し

MENU

マウスによる治験段階ですが、性感染症の1つである
クラミジアに対するワクチン効果が実験で証明されました。
○ 研究方法
1 マウスに生きたクラミジア・トラコマチス(クラミジアの
病原菌)を注入。
2 片方には死んだクラミジア・トラコマチスを注入。

 

○ 結果 
2の死んだクラミジア・トラコマチスを注入した方のマウスは
1のマウスより高度に感染しやすいことが判明。

 

○ 研究で判明した事実
1のマウスの免疫系を分析したところ、白血球のうちの
リンパ球と呼ばれる細胞の一種であるT細胞がクラミジアに反応。

 

そこで研究者はT細胞の免疫反応を強化するナノ粒子の増強剤を
組み込んだワクチンを作成して、それをマウスに投与したところ、
平均して6か月ほどクラミジア感染を防ぐことができた。

 

今回の研究結果でクラミジアのワクチン作成への実用化の
第一歩になると期待されています。

 

□  アメリカの科学雑誌『Science』に掲載された研究報告より

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「沈黙の性感染症」と呼ばれる性クラミジア感染症は、
自覚症状がほとんどない為に症状が重症化しやすい病気です。

 

日本で最も多い性感染症「クラミジア」は女子高生の13%が感染、
男子高校生の6.7%が感染している調査結果が報告されています。
(日本性教育協会(JASE)が2012年に行った調査による)

 

引用元
http://wotopi.jp/archives/23178